グリーン・ディスティニーのミシェル・ヨーがマルチバースの世界を駆け巡るアクションエンターテインメント。正直ここまでぶっ飛んだ映像体験は見たことがない。
あまりにもぶっ飛んでいるため、途中、なんの映画か、よく分からなくなるが、ちゃんと物語として成り立っているから凄い。
キーになるのは、マルチバースというキーワード、超現実世界をいったりきたりで、もうやりたい放題だ。CG、バーチャルプロダクション、その他あらゆる映像表現を使って怒涛のアクションシーンが連続する。妄想に継ぐ妄想、常識を超えためくるめくイマジネーションは想像を超える。
カット数が半端なく多く、見ていてちょっと疲れたが、氾濫する映像に慣れてしまっている今の私たちにとっては、十分許容できる範囲だ。(★★★★)

◎エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス公式サイト